インデックス速度可視化の重要性
新しいコンテンツが検索エンジンに登録される速度を正確に把握することは、SEOを成功させる鍵と言えます。従来の手法では、GSCの提供するサンプリングデータの制約があり、具体的なURLの状態が見えにくいことがあります。また、エンジニアリング工数が大きくかかり、やるための方法はあるけどなかなか、手を付けられないことも。特に大規模サイトでは、インデックスの速度を可視化することで、登録の進捗や問題点を即座に把握をするだけでなく、ビジネスインパクトを出すことに繋がります。
現状はみんなどうしているのか?
新しいコンテンツの検索エンジンへの素早い登録は、多くのウェブサイト運営者やSEO担当者にとって共通の課題です。たとえば、昨日生成された500件のURLのインデックス状況を把握する場合、従来の手法には主にGoogle Search Console(GSC)を使用する方法とURLインスペクションAPIを活用する方法の2通りがあります。
1. インデックスレポートのアクセス
GSCの左側のメニューから「インデックス作成」セクションに移動します。ここではサイト全体のインデックス状況を確認できますが、具体的なURLごとの情報は得にくいことがあります。
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2. サンプリングデータの制約
GSCのインデックスレポートはサンプリングデータで表示されるため、全てのURLの状況を把握することが難しいです。表示されるデータは一部のサンプリングされたURLに基づいています。

3. URLごとのデータの確認
GSCのインデックスレポートでは、具体的なURLごとのデータはサンプリングデータでしか確認できません。そのため、昨日生成された500件のURL全ての状況を正確に知るには、手動で1つ1つのURLを確認する必要があります。
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4. 更新の頻度の制約
GSCのデータは毎日更新されないため、リアルタイムな状況を把握するのが難しいです。昨日生成されたURLの状況を知りたい場合、最新の情報が反映されているかどうか確認する必要があります。
URLインスペクションAPIの活用
新しいコンテンツのクロール・インデックスを効果的にモニタリングするためには、GSCのUI上では限界があることがわかります。更なる詳細な情報や柔軟性を求める場合、URLインスペクションAPIの活用が強くおすすめされます。
URLインスペクションAPIが使えると…
URLインスペクションAPIは、GSCのUIでは得られない高度な情報や柔軟性を提供します。APIを活用することで、以下のようなメリットがあります。
- 大量のURLを一括で処理: APIを使用することで、大量のURLを一度に処理し、そのクロール・インデックス状況を一元的に取得できます。
- 詳細なデータ取得: より詳細なデータやクロールの履歴、変更点などを取得できます。これにより、問題が発生した場合や変更が必要な場合に素早く対応できます。
- リアルタイムなモニタリング: サーチコンソールUIの更新が遅い場合でも、APIを使用すればリアルタイムでの変更やステータスの確認が可能です。
URLインスペクションAPIの利用には開発者向けのスキルが必要ですが、これを徹底的に活用することで、より効果的かつ効率的なクロール・インデックスのモニタリングが可能になります。
モニタリングのプロセスを効果的に管理し、URLインスペクションAPIを取り入れることで、ウェブサイトのSEOパフォーマンス向上に寄与することが期待できます。
Amethystなら、大量URLのインデックス状況の調査が簡単に
AmethystのIndex Workerを使えば、GSCでは見られない、URLインスペクションAPIを使用して実現できる、大量のURLの一括処理などが可能になります。また、サンプリングではなく指定した特定のURLの検索エンジンへの登録状況を確認することができます。
Index Workerの活用
Index Workerを使用すると、以下のことができます。
- 任意のURL群やXMLサイトマップファイルからクロールされたページのクロール率、インデックス率を確認できる
- クロールインデックス率を自動的に計算。すぐわかる!
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詳細ページの調査
詳細ページに進むと、以下がわかります。
- クロールインデックスされていない原因やその詳細
- URLの文字列で絞り込み検索も可能
- URLの履歴も確認可能

クロール・インデックスされなかった理由がすぐわかる
- 調査しなければならないステータスが何件あるかを、すぐにみることができる

URLの履歴
URLの履歴を見ることで、繰り返し調査しているURLがいつどのタイミングで、どんなステータスになったのかを確認することができます。

URLの調査方法
URLの調査は様々な方法があります。
- XMLサイトマップやRSSフィードを登録し、指定したURL数をサンプリングして調査
- 特定のディレクトリや新規作成ページのURL群を直接入力して、ページが公開された直後のクロールインデックス状況を確認
- 定期的なクロールのスケジュール設定も可能


💡新着RSSフィードを作って、URLの登録方法で選択すれば、新記事のインデックス率が自動で確認できます。調査対象とするURLの更新日を過去1日間にすれば、きのう出した記事がどれくらいのスピードでインデックスされているかわかります。


まとめ
新しいコンテンツを迅速かつ効果的に検索エンジンに登録させるためには、インデックス速度の可視化、具体的なURLのモニタリング、自動化されたスケジュール管理が必要です。Amethystならすべて実現できます。
大規模なインデックスやクロール状況の調査がAmethystならさくっとできて、毎日クロールしてインデックスの推移を見ることが可能です。